日本酒の酒蔵として有名な菊正宗酒造が作る日本酒の化粧水の高保湿タイプ。
基礎化粧品がまだなかった時代、日本酒を使ってお肌を整えていた……という話にヒントを得て、実際に日本酒・日本酒の成分を配合して作られた化粧水です。
保湿効果の高いアミノ酸が、日本酒およそ1升分(1,800mL)ふくまれているほか、保湿成分として人気の高いセラミド配合で、高い保湿効果が期待できます。
ですが、本当に日本酒を使っているということで、香りやベタつき、アルコールの刺激が気になりますよね。
日本酒が大好きな脂性肌ライターが、日本酒の化粧水・高保湿タイプを体験&レポートしていきます。
日本酒の化粧水(高保湿)についての口コミを検索すると、「お肌がもっちりする」「コットンパックした翌日はお肌がぷるんぷるんに!」などといった、高い保湿感に満足している声が大変多く見受けられます。
また、500mLの大容量ということもあって「コスパが最高」「バシャバシャ使える」「全身に使っています」といった投稿も。
全身用化粧水として、化粧品の口コミサイトでは、2019年上半期のクチコミランキングのボディローション・ミルク部門で3位に輝いた実績もあります。
ネガティブな意見はかなり少ないのですが、「においが苦手」「テカテカしてビニールみたい」「ヒリヒリする」といった投稿もありました。
たしかに、菊正宗の純米吟醸酒を配合しているので、日本酒の香りがしたり、日本酒のペタペタした感じがあったりしそうですよね。
大人気の理由である保湿感はもちろん、香りや使用後の触感などにも注目して試していきます。
日本酒の化粧水の高保湿タイプを脂性肌の私が、手と顔で実際に使ってみました。
口コミサイトで投稿が多かった使用感と香りについて、特に注目してレポートしていきますね。
日本酒の化粧水の容器はポンプタイプ。
500mLの大容量でなかなか重さもあるので、持ち上げて使うタイプよりも、置いて使えるのが嬉しいですね。
公式ネットショップでは、200mLの中容量タイプも販売していて、そちらのサイズはボトルタイプになっています。
ボトルタイプの化粧水は、ポンプ部分が固いと、力強く押したときに中身が勢いよく飛び出してしまうこともあるのですが、この化粧水のポンプは非常にスムーズに押すことができて、使いやすいと感じました。
1プッシュで、大体500円玉大ほどが出ます。
とても押しやすいポンプなので、500円玉だと多すぎてこぼれてしまう!という方は、半プッシュずつ使うなど、工夫して使ってみてくださいね。
日本酒の化粧水(高保湿)は乳白色の化粧水です。
強くはありませんが、少しとろみがあり、しっかりお肌を保湿してくれそうな感じがします。
とろみはかなり弱めなので、ぬるぬるした触感ではありません。
手に取って香りをかぐと、かなりしっかりと日本酒の香りがします。
アルコールのツンのした香りではなく、日本酒そのものの酸味と甘味のある香りです。
私は日本酒が大好きで、吟醸香の香水を愛用してしまうほど日本酒の香りも好きなので、いい香りと感じましたが……顔につけるものですし、口コミにもあったようにお酒の香りが苦手な方は気になってしまいそうですね。
まずは、手の甲に化粧水をつけて、使用感を試していきます。
少しとろみがあるのでのびが良いですが、とろみが弱いため、さらっとしていて、お肌にしみわたっていくような感覚があります。
ある程度なじませたら、ハンドプレス。優しくお肌に押し込んでいきます。
お肌が非常にしっとりとして高い保湿感があり、もちっとした弾力を感じることができます。
また、化粧水のみでもかなりお肌がツヤツヤときれいに仕上がりました。
私はしっとりと感じましたが、かなり保湿感があるので、べたつくと感じる人もいるかも知れません。
また、少量でもしっかりとうるおってお肌にツヤが出るので、口コミサイトにあった「テカテカしてビニールみたい」という投稿は、このツヤが出やすいという特徴に関連していると思われます。
日本酒の化粧水(高保湿)は、肌に刺激を感じる人が多いエタノール(アルコール)は配合されていませんが、本物の日本酒(コメ発酵液)が使われているのが特徴のひとつ。
日本酒のアルコール成分による刺激はないのか、気になりますね。
実際に、顔につけていくと……ピリピリする感じや痛みはなく、赤みも出ませんでした。
こちらを使用したとき、冬場の乾燥で顔の外側が若干荒れ気味だったのですが、ほとんど刺激は感じません。
若干、お肌がほわっと温かくなるような感じがしたので、肌が荒れているときや、刺激にかなり敏感な人は、口コミサイトにも投稿があったようにヒリヒリするなど刺激を感じることもあるかも知れないので、お肌の状態によって注意して使ってくださいね。
日本酒の化粧水の高保湿タイプはポンプタイプで、1プッシュで大体500円玉の化粧水が出ますが、とろみが弱いため少々こぼれやすいです。
そのため私は、半プッシュ程度を手にとってつけることにしました。
半プッシュでも顔全体に広がった感じはしないので、重ねづけをしていきます。
私は4回(2プッシュ分)重ねづけをしました。
たっぷりつけたというわけではないのですが、かなりお肌がしっとりとしています。
そしてハンドプレスで押し込んだときのもっちり感。
お肌がとてもやわらかくなっており、もっちりというよりも、も……っちり、という感じで、とても保湿感が高くて嬉しくなってしまいます。
口コミで多くあったように、満足のできる、非常に高い保湿感がありました。
日本酒由来のコメ発酵液、アミノ酸、セラミドと保湿成分がたっぷり配合されている効果を感じることができます。
しかし、たしかに少しペタペタとした感じがあるので、さらっとした軽い化粧水が好みの人は、気になってしまうかも知れません。
ベタつきが気になる人は、少量でもしっかりうるおいを感じることができるので、あまり重ねづけをしないことがおすすめです。
せっかく大容量の化粧水なので、たっぷりと惜しみなく使って、コットンパックをするのもおすすめです。
コットンがひたひたになるまで化粧水を入れてから、コットンを裂いて顔に貼りつけて、2~3分置きます。
このとき長く時間を置いて、コットンが乾き始めると、お肌の水分も蒸発を初めてしまうので、コットンパックは2~3分の短時間にとどめてください。
2~3分経ったらコットンを剥がして、顔全体を優しくハンドプレスしていきます。
驚くほどお肌がしっとりもっちりとしますよ。
日本酒の化粧水・高保湿タイプは、化粧品口コミサイト・アットコスメのクチコミランキングで、ボディローション・ミルク部門の第3位に選ばれたほど、ボディローションとしても人気があります。
乾燥しがちな腕や脚に使用するのはもちろん、スプレーボトルに入れ替えて背中に使うのもおすすめです。
菊正宗酒造の日本酒シリーズは、全国のドラッグストアはもちろん、公式ネットショップで購入することができます。
公式ネットショップは一定以上の金額のお買い物をしないと送料がかかってしまいますが、日本酒シリーズは化粧水のほかに洗顔料や乳液なども販売しているので、まとめて購入したい場合は、公式ネットショップを使うのがおすすめです。
また、ドラッグストアの通販サイト、アットコスメの通販サイト、その他大手通販サイトでも購入できるので、価格や発送の早さなど、都合に合わせて購入方法を選んでください。
菊正宗の日本酒の化粧水(高保湿)は大容量で低価格な、非常にコスパの良い高保湿化粧水。
本物の吟醸酒を使用しているため、香りは日本酒そのもので好き嫌いが分かれますが、日本酒由来の保湿力は非常に高く、しっとりもっちりツヤツヤのやわらかいお肌に導いてくれます。
保湿感がとても高く、ペタペタとした触感に感じてしまう人もいるので、つけすぎには注意してください。
さらに保湿力を感じることができるコットンパックや、全身への使用もおすすめです。