資生堂のスキンケアアイテムの中で、エイジングケア※1に注力したエリクシール。その美白※2ラインの3段階で最も保湿力の高い「とてもしっとり」を7日間お試ししました。
塗布後の仕上がりや保湿力はどうなのか、頬の高い位置に光るみずみずしいつやとされる「つや玉」ができるか、配合されている有効成分がどのような効能があるのか見ていきたいと思います。
また、新しいスキンケアアイテムを試すにはどのタイミングがいいかについてもお話しします。肌状態の変化を知ることがポイントになりますので参考にしてみてください。
※1 年齢に応じたうるおいケア
※2 メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
エリクシールホワイト トライアルセットには以下の3点が7日分入っています。
3点すべて医薬部外品です。
今回レビューするエリクシールホワイトのトライアルセットは、資生堂のインターネット通販サイト、ワタシプラス限定かつ数量限定発売です。
ちなみに今回の注文で、ビューティーアップコットン28枚入り（非売品）がプレゼントされました。（写真右のピンクとイエローの袋です）
このコットン以前から使用していたもので、大判で毛羽たちも少なくて使いやすいので同封されていてとてもうれしかったです。
洗顔後、コットンに500円硬貨大よりやや大きめにたっぷりとり、指にはさみ、ていねいになじませます。
少しとろみのある透明の化粧水です。
直接手のひらにとってみると、ねっとりとした粘り気すら感じるくらいしっとりぺとぺとします。
香りは、資生堂のスキンケアアイテムってこういう香りがするよね！っていう香りがします。化粧品の香りといいますか。祖母や母が資生堂の化粧品を使っていたため、小さいころから身近にあった香りなので、私にとってはなつかしさを感じる香りでもあります。
コットンですべらせるとすっとなじみますが、すべらせたところからもっちりとうるおっていく感じがします。
化粧水のあと、コットンに10円硬貨大よりやや大きめにたっぷりとり、指にはさみ、ていねいになじませます。
乳液としては比較的さらっとした感触で伸びもいいです。
クリアローション同様の香りがあります。
朝用乳液が別にあるので基本的には夜の使用になりますが、朝用乳液を使用しない場合には朝にも使用できます。
朝、化粧水のあと、手のひらに1円硬貨大をとり顔全体になじませ、さらに紫外線の影響を受けやすい頬などを中心に重ね付けします。
スキンケアと同時に紫外線対策ができて、塗布後そのままファンデーションが使える、忙しい朝にとてもありがたいアイテムですよね。
SPF50+、PA++++と紫外線防止効果もかなり高く、お出かけ前の強い味方となりそうです。
1円玉大で足りるのかなと少々不安でしたが、スルスルとのびて顔全体に広げることができます。頬骨のあたりは日焼けしやすく、シミ・そばかすができやすいのでさらにパール粒大追加して重ねつけしました。たっぷり重ねつけしてもべたつかないので、時間を置かずにメイクに入れます。
メイクを落とすまでしっとりとしていたのでこちらもかなりの保湿力。首にも使用していたので5日目でなくなってしまいました。
十分な使用量でないと表示の紫外線防止効果が得られないので、多めに塗るように心がけましょう。
直接触れながら肌の状態を確認し、手の体温であたためながらケアしたいので、普段は手でスキンケアを行っている私。
コットンでのケアは久々なので、指ではさむのもはじめはぎこちなさがありましたが、コットンを滑らせるとすっと肌になじんでいく感覚が気持ちよかったです。
強くこすったり、不十分な量のまま肌にのせたりすると肌へ負担となるので十分注意しながらケアしていきました。
メーカー推奨量を使用していましたが、なんだか物足りなさが。「とてもしっとり」のはずなのにあまりしっとりしない…。
もともと乾燥を感じやすい肌なので、美白※スキンケアアイテムでも保湿力の高いものを使いたいところ。
試しにコットンではなく手のケアに変えてみたところ、メーカー推奨量から増量しなくても「とてもしっとり」するように！
コットンに一定量吸収されてしまうので、使用量の目安大は適当でも、メーカー推奨の使い方にあったように「たっぷりと」コットンにとれていなかったのかもしれません。 お試しする際は私のようにケチらずたっぷりと使ってください（笑）。
もちろんたっぷりと使うとコットンでも「とてもしっとり」を感じられました。
スキンケア効果を十分感じるためにも、肌への摩擦を減らすためにも、コットン使用の際はとくに気持ち多めの使用を心がけましょう。
※メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
クリアローション、クリアエマルジョンには以下二つの有効成分が共通で含まれています。
【4-メトキシサリチル酸カリウム塩】、【グリチルリチン酸ジカリウム】。そして朝用乳液には、【トラネキサム酸】。
それぞれの効能についてみていきましょう。
資生堂が開発し、2007年に美白※有効成分として厚生労働省に認可された成分。通称4MSK。
同じ資生堂のブランド、HAKUにも配合されています。メラニンの生成を抑制するとともに排出も促してくれる成分です。
グリチルリチン酸2K（化粧品表示名）とも呼ばれます。肌を整えてくれます。
美白※有効成分。メラニン生成を抑制する効果。
配合されている有効成分は肌を整えてくれたり日焼けによるシミ・そばかす予防のためのもの。
4-メトキシサリチル酸カリウム塩（4MSK）は資生堂の独自成分なので、他メーカー製品でお目にかかることはないかと思いますが、トラネキサム酸配合の製品はよく目にしますよね。
トラネキサム酸は医薬部外品として日焼けによるシミ・そばかすの予防に効果が期待できますので、美白ケア※に向いています。スキンケアに積極的に取り入れたい成分の一つですね。
※メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
生理開始の少し前にアイテムを使い始めたこともあり、普段よりも肌が刺激に敏感になっていてクリアローション、クリアエマルジョンを肌にのせたところ少しピリッとしてしまうことがありました。（朝用乳液では刺激を感じることはほとんどありませんでした）
女性の体はホルモンバランスにより心身ともに大きく影響を受けます。もちろん肌の状態も。私が敏感肌ということもありますが、生理の前にはとくに肌が荒れたり敏感になったりします。その後の使用では刺激を感じることはほぼなかったので、今回はホルモンバランスによる影響かと考えています。
ちなみに生理終了から1週間ほどの時期（排卵前、卵胞期）が周期の中で最もホルモンバランスが安定してくるので、そのタイミングが新しいアイテムを試すのには適しているとされます。
自分の周期に合わせて肌の状態が安定しているときに新しいアイテムを試すのが一番ですが、タイミングによってはアイテムによる刺激なのかホルモンバランスによる影響なのか判断つきにくいときがありますよね。
もちろんかゆみや赤み、ひりひりと痛みを感じた場合はすぐに使用を見合わせるべきですが、違和感を覚えるくらいの刺激でしたら周期を考慮して改めて試してみるのも一つだと思います。
| 価格 | 使用回数 |
|---|---|
| 1,210円（税込） | トライアル7日分 |
夏場でも乾燥が気になる私は、エリクシールホワイトのなかで最も保湿力の高い「とてもしっとり」をレビューさせていただきました。こちらのシリーズは「さっぱり」「しっとり」も展開されていますので、肌質や仕上がりの好みでお試ししてみてください。
「とてもしっとり」ではべたべたすることなく、保湿力の高さを感じました。
7日間ではメディアでみるようなはっきりとした「つや玉」はできませんでしたが、みずみずしい仕上がりだったので継続的な使用で手に入れられそうな予感がしました｡
