朝晩の冷え込みが身に染みるようになってきた今日この頃。乾燥が気になるこの時期、私はお肌の乾燥対策にオイルをプラスしたくなります。
今回は、敏感肌でオイルの使用に不安を感じる、オイルをどう使っていいかわからない、そんなお悩みを抱えている方に参考にしていただけるよう、敏感肌の私が溺愛しているオイル、そして実践しているケア方法をご紹介していきます。
美容雑誌で取り上げられたり、著名人の愛用品として頻繁に紹介されていたりするのを目にするのでご存知の方も多いと思います。
黄色く色のついたオイルで、このあとご紹介する2点のオイルと比較するとしっかりとした重みがあってとろんとしたテクスチャーのオイルです。
いわゆる「油」な存在感のある美容オイルなのでベタつきそうだな、と感じるかもしれませんが、さっと浸透(角層まで)するので肌にベタベタと残りません。
香りは少々特徴的でした。(香りの感じ方は個人差があります)ローズヒップという名称からローズのような甘い香りを想像していましたが、強い香りでもないので使い続けるにつれて慣れてきました。
ローズヒップオイルにはリノール酸という必須脂肪酸がとても豊富に含まれており、肌の状態を整えてくれます。
手のひらで温めて肌に乗せることでつやっとしたふっくら肌へと導いてくれますよ。
また、ローズヒップオイルはスっと肌になじむのでオイル焼けはしません。朝のスキンケアにも使えるのがうれしいポイントですよね。
単品で使っても、混ぜて使ってもオイルならではのペトっとした肌になるので、今回ご紹介する3点の中で最もオイルでケアをしているなぁと感じるのがこのローズヒップオイル。美容オイルをあまり使ったことがない、という方にまず使ってほしいです。
オイル以外の添加物がなく、無香料、無着色の無印良品のオイルシリーズ。全種類おススメしたいくらいですが、今回はアルガンオイルを紹介します。
アルガンオイルには、紫外線から肌を守ってくれるオレイン酸が豊富に含まれています。つい気が緩みがちな冬の紫外線対策に一役買ってくれてなおかつ手持ちのアイテムの保湿力をしっかりと肌にとどめておいてくれるのでぜひこの冬に導入してほしいオイルです。
無色透明で少し重さも感じられる無印良品のアルガンオイル。
美容オイルの中でも浸透性が高いので重めのテクスチャーに反してすっと角層になじんでいくのが特徴です。香りもないのでそのあと使うアイテムを邪魔することもありません。肌をやわらかくして次に使うアイテムの浸透を助けてくれるのでブースターとして使用するのが一番おススメ。
また、ヘアの保湿にも向いているので入浴後の濡れた髪やパサつきが気になる毛先になじませるとサラサラしっとりヘアに早変わり。顔につけたオイルが髪についても、逆になってもどちらもケアにつながるので気が楽ですよね。顔周りのケアに頼もしいオイルです。
なお、アルガンオイルは光毒性が低いのでオイル焼けはありません。
無印良品の美容オイルの中では高価ではありますが、他メーカーと比較すると良心的な価格で手に入れやすいです。また、キャップもついていて少量でかさばらないので持ち運びしやすく、ポンプ式ボトルで手に取りやすいので家でも外出先でも心強いパートナーになりますね。
シアバターや疑似セラミドなど肌をうるおす多くの美容成分が含まれたブレンドオイル。
ほのかに香るハーバルオレンジがスキンケアタイムの満足感を高めてくれます。
うっすらオレンジがかったような色合いで、オイルといってもすこしとろみのある化粧水くらいの軽さ。そして不思議なほどベタつきがないのに驚きました。さらりとさっぱりしているのでこれまでオイルのトロッとした感触が苦手と思っていた方もトライしやすいと思います。
ブランドコンセプトにもありますが子どもから使えるくらいの無添加処方。
敏感肌の私も使えました。ママと同じものが使える、ということで子どもたちもうれしそうにあちこちに塗りたくっています。
スキンケアの段階から自然なツヤを仕込んで、メイクノリのいい肌に整えていけるのがこのオイル。ベタつきが残らないのでメイクのよれにつながることもありません。こちらのオイルだけでメイク前の肌状態を整えることができるので、シンプルにさらっとしたケアをしたい方にはぜひ使っていただきたいですね。
一番スタンダードな美容オイルの使い方は、化粧水で水分をたっぷり補ったあと1、2滴(メーカー推奨量参照)手のひらに伸ばしてよく温めてから手のひらで顔を覆うようにオイルをのせる、です。
また、手持ちの乳液やクリームに数滴混ぜて使用してみても、ぐっともっちり感が増したような質感に仕上がると思います。
以下では普段私が実践しているオイルケア方法を3つご紹介していきます。
クレンジングしてそのまま入浴する私は、湿度の高い浴室に移動する間に乾燥してしまうことが悩みでした。
そんなお肌の乾燥を防ぐために10円玉大ほどのたっぷりのオイルでフタをするようにマッサージしながらパックします。
肌のこすりすぎはシミやしわにつながってしまうので厳禁です。肌への負担を軽減させるためにも「多すぎでは?」というくらいたっぷり使いましょう。
マッサージが終わってベタつきが気になる場合は軽くティッシュオフしてそのまま浴室へ。
お湯につかって体温があがってくるとオイルの美容成分を吸収させるのに効果的ですよ。
人肌以上のお湯だと体を温めることには大変効果的ですが、どうしても皮脂が流れてしまいやすく次第に乾燥が進んでしまうこともあります。
入浴中に顔にかかるお湯で乾燥してしまわないためにもたっぷりつけたオイルが程よい防波堤になるので、乾燥がひどいとお悩みの方はぜひお試しください。
私は湯船から出てまだ水滴がついている状態で、オイルを顔も含め全身に塗っています。
残っている水分がオイルの伸びをさらに良くしてくれていて、さささっと塗りこむことができます。
水分の蒸発も防いで保湿することができますし、ふき取るタオルの摩擦から肌を守ることもできるので一石二鳥ですね。
オイルをつけた後は、ごしごしと拭くのではなくポンポンとおさえるように拭くようにしています。
その後、スキンケアをしますが、すでにオイルを塗ってあるのでスキンケアまでに少し時間が空いてしまっても大丈夫。
私にはまだ小さい子どもがいて、自分のスキンケアまでなかなか手が回らない、なんていう状況は日常茶飯事。まずはオイルをパパッと塗って乾燥防止しておいて、スキンケアは落ち着いてから行っています。(とはいえドタバタの隙間時間を見つけてですが・・・)
はじめにオイルを塗ってしまうと、油がついて化粧水の水分をはじいてしまうのでは、と思うかもしれません。
スキンケアを優しく肌になじませていけばゆっくりと乳化されていき、さらにすでになじませたオイルが肌への浸透を促してくれますので、化粧水でこんなに潤うの!?と驚くくらいしっとりもちもちと仕上がると思います。
綿棒にたっぷりとオイルをしみこませて優しくクルクルと円を描きながら毛穴の黒ずみになじませていきます。
毛穴に詰まった皮脂や角質が酸化して黒くなってしまったものなので、オイルで軟化させてあげましょう。
そしてその後、洗顔を行います。
剥がすタイプのパックのような即効性はあまりありませんが、肌への負担が少なく済みますし、少しずつ黒ずみが気にならなくなっていきます。
綿棒でなくご自身の指で直接マッサージするのも効果的ですが、いずれにせよこすり過ぎにはご注意くださいね。
美容オイルは顔だけでなく、体、髪、頭皮にも使える万能ケアアイテムです。
顔に使ったあとまだ手にオイルが残っているから毛先にもつけてしまえるといった手軽さもあります。
オイルは酸化してしまうと肌トラブルの原因になりますので、開封したら早めに使い切りましょう。私もオイルの使い始めはどう使っていいかわからず、たまに少量ずつ使用していたため使い切るのに時間がかかり、次第にオイルの香りや色味が変化(酸化)してしまっていました。
使い方の決まりはないので、顔だけでなくボディケアやマッサージオイルとしてたっぷり使うなど、オイルの効能を十分享受できるうちに早めに使い切る、それだけ気をつけていれば、オイルでのケアがもっと簡単で楽しくなると思います。
この冬、美容オイルを味方につけて乾燥に負けないウルつや肌をキープしましょう!