「130年以上愛されているロングセラー」の謳い文句でもおなじみの美顔水。
ニキビに予防に効果がある!とネットで見かけて気になっている方も多いのではないでしょうか。
この美顔水、確かにニキビに対しての評価は高めですが、乾燥しやすいのかなど、使いたいけどちょっと怖いと思っている方も多いと思います。
今回は敏感肌の私自身が実際に美顔水を使用して分かった使用方法のコツなどを紹介したいと思います。
美顔水はニキビに効くサリチル酸とホモスルファミンという2つの有効成分を含んだ薬用化粧水です。
サリチル酸はピーリング作用がある成分で、角質を柔らかくしてニキビの原因になる角質詰まりなどをケアします。
ホモスルファミンは、ニキビ予防に効果があると知られている成分です。
この2つを組み合わせることで、肌表面の角質詰まりをケアしつつ、しっかりニキビの原因菌を抑えながら健やかな肌へと導いてくれます。
ニキビの予防には効きそうだけど、その分肌にも負担がかかるんじゃ…と敏感肌の方であれば不安に感じると思います。
今回は実際に敏感乾燥肌タイプの私が美顔水を色々な使い方をしてみたので体験談や使用のコツを紹介します。
昔からニキビができやすい体質で、大人になってからは顎や小鼻周りにとにかくニキビができる!
実際に今回も顎周囲にニキビができては減り…の繰り返しだったので美顔水をいつもの化粧水代わりに使ってみました。
洗顔をした後に適量を手に取って顔全体になじませます。
コットンやティッシュに適量含ませて軽くおさえながら使用するとべたつきを抑えながら使用することができます。
コットンをパックのように顔にあてたままにすると、赤みが出たりの過敏症状があらわれることがあるので敏感肌の方は気を付けて下さい。
美顔水を使うとわかるのですが、よく市販されているニキビ用の化粧水とは匂いからして違います!
化粧水と言うよりもはや薬では?と思いたくなるような強烈な匂いを感じるので敏感肌の方は絶対に使用方法を厳守しましょう!
まずは使用方法通りにいつも使用していた化粧水の代わりに美顔水をコットンで使用しました。
ベタつきが苦手なため、化粧水の後は美容液を軽くつけてクリームは塗らずに乳液を軽く付けるだけにしました。
そうすると、使用し始めてから3日目くらいにニキビの赤みは引いて腫れも良くなった代わりに、顔のいたるところの乾燥が強くなり皮がむけ始めました!
化粧水を変えた以外はいつもどおりの使用方法だったので、サリチル酸とゲラニオール変性アルコールの作用で乾燥が強く出ているんじゃないかと思い使用を一時中断しました。
結果的に、使用をやめていつもどおりのスキンケアに戻したら乾燥は収まり皮むけも収まりました。
美顔水は冒頭でも紹介したように、130年の歴史がある化粧水です。
昔は化粧水など作るにしても、現代と決まり事が大きく違いエタノールをそのまま使用すると酒税が課せられる事がありました。
そのため、酒税を免れるためにエタノールに他の成分を添加させて変性エタノールとして化粧品に使用していました。
その昔のなごりなのか、美顔水には未だにゲラニオール変性アルコールが使用されています。
このゲラニオール変性アルコールはゲラニオールという成分が添加されることでより揮発性が高くなります。
そのため化粧品などに清涼感をプラスする目的でも使用されるのですが、バリア機能が低下している場合はかゆみや発赤を起こすことがある成分です。
今回私が使用開始3日目で乾燥と赤みを感じたのは敏感肌でバリア機能が低下しているところにゲラニオール変性アルコールを含む美顔水を使用したのが原因ではないかと思いました。
敏感肌タイプの人が使用するにはちょっと癖の強いことがわかった美顔水ですが、ニキビへの効果は今まで使用してきた化粧品の中でトップクラスの実力でした!
このまま引き下がるのはもったいない!と思い試行錯誤した結果…
洗顔後美顔水で顔全体を優しく拭き取りした後に、保湿系の化粧水を追加して使用することで乾燥と皮むけなどのトラブルを回避することができました!
コツとしては、美顔水をコットンにたっぷり出したら1分以内でササッと顔全体を拭き取ります。
特にニキビが気になる部位や、ニキビが赤く腫れている部位はこすらずに上からコットンで包むように2秒位置いてケアします。
美顔水で肌を整えたら、保湿力が高いタイプの化粧水を手のひらに出して顔全体を包み込むように顔全体をハンドプレスします。
その後はいつものスキンケアに移って大丈夫です。
この使用方法に変えると、肌荒れを起こすことなく肌が健やかな状態へと落ち着きました。
ニキビを早く治したいあまりに美顔水をコットンにたっぷり出して、簡易的なコットンパックをしたことがありました。
美顔水の使用方法を見ていただくと分かる通り、「パックのように顔等にあてたままにすることはお避けください。」と書かれています。
案の定、ニキビがひどい顎にパックをした3日後くらいから「え?日焼けでもした?」というくらいパックした部分だけ皮がペラペラ剥けました。
ちょっと乾燥が…というレベルではなく、その部分だけ脱皮したのかの如く皮がむけたのでしばらくメイクができませんでした。
ニキビはと言うとニキビのあった部位全部が皮がむけてつるつるになったのでニキビも一応はなくなりましたが、かなり高い代償を払う羽目になりました。
敏感肌タイプなど関係なく、美顔水をパックとして使用するのは絶対にやめたほうが良いです。
美顔水に含まれるゲラニオール変性アルコールは中程度~重度の眼刺激を持った成分なので、目元の周り2センチ程度は使用しないほうが良いでしょう。
そもそも、かなりさっぱりとした使用感なので、目元などの皮膚が薄くて乾燥しやすい部分に使用すると乾燥が気になったりする恐れがあります。使用の際は皮脂分泌が気になる部位に絞って使ったほうが良さそうです。
実際に美顔水を使用して分かったすごいところを紹介します。
今までも薬用系の基礎化粧品を使用してきましたが、ここまでピーリング力を期待できる化粧水はありませんでした。
正直、これ薬なんじゃ…と疑ってしまうくらい肌のゴワつきやガサつきがオフできるので使用方法をしっかり守って使うのが重要です。
ニキビの原因になる毛穴詰まりもしっかりケアできるので脂性肌の方とはかなり相性がいいと感じました。
また、特にニキビに悩む方は肌を清潔に保つ基本となるクレンジングも重要です。
ニキビに悩む方は、化粧水や乳液などのスキンケアも大切ですが、前段階としてクレンジングも見直しましょう。
私はニキビの中でもパンパンに腫れた赤ニキビがよく顎にできてしまい、痛いしなかなか治らずにかなり嫌な思いをしていました。
しかし、この美顔水に変えてから赤ニキビの落ち着いた感じがあります。
毎日優しく化粧水を付けるだけでパンパンに腫れていたニキビが落ち着き、健康的な素肌の状態へと戻すことができました。
最初はちょっとしみたりするので、普段使用している化粧水でのアフターケアを忘れずに行うのがおすすめです。
美顔水の口コミを調べてみると、肌に合わなかったというようなものもいくつか見られました。
実際に使用してみて感じたのは、変性アルコールを使用しているので敏感肌やバリア機能が低下している状態で毎日たっぷり使用してしまうと肌荒れにつながりやすいかなということです。
実際に私自身も、使用方法を工夫するまではニキビには良いけどとにかく肌が乾燥して痒みや赤み、皮むけが出て困っていました。
なので、誰でも簡単に使えてニキビだけに効果があるというよりは、ニキビに効果はあるけど肌の状態によっては使用方法を工夫しないと肌荒れを起こすこともある化粧水だと思います。
最後に美顔水を実際に使ってみて感じた感想をまとめました。
価格 | 内容量 |
---|---|
880円(税込) | 90ml |
実際に今回美顔水を使用してみて思ったのは、これさえあればニキビに比較的早い段階で対処できるのでかなり重宝しています。
しかし、使い方を気をつけないと皮むけやかゆみなどを引き起こしやすいので、使用の際はかなり気をつけてスキンケアをしましょう。
特に私のような敏感肌と乾燥肌が混ざったタイプの方は皮むけやかゆみなどを起こしやすいので、美顔水単体で使用するのは避けたほうが良いと感じました。
使用するのであれば、美顔水使用後の保湿ケアを入念にすることが必至です。
美顔水を総合的にみると、繰り返すしつこいニキビや、脂性肌でニキビが悪化しやすいという方にはかなり手助けとなる化粧水だと思います。